ツインズ傘下が窮余の策、1泊16万円で球場貸し出し

 【ロサンゼルス=佐野司】米大リーグ、ツインズ傘下のマイナーリーグチームが本拠地球場を民泊仲介サイト「エアビーアンドビー」に登録した。新型コロナウイルスの影響で開幕の見通しが立たず、窮余の策として1泊1500ドル(約16万円)で貸し出すという。

 利用可能になるのは、米フロリダ州に本拠を置く2Aペンサコーラの「ブルーワフーズスタジアム」。複数のベッドとシャワー付きの浴室を備え、10人まで宿泊できる。クラブハウスには薄型テレビや卓球台、ソファなどがあり、グラウンドや打撃練習場を自由に使うことができる。

 マイナーリーグは独立採算制で、入場料や飲食代が収入源。コロナ禍で多くのチームが存亡の危機に立たされると指摘されており、米紙USAトゥデー(電子版)によると、ペンサコーラはグラウンドにディスクゴルフのコースを作ったり、映画や花火のイベントを行ったりして球場を稼働させているという。