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ブンデス頂上決戦はキミッヒの鮮やかループ弾でバイエルンに軍配!残り6試合で勝ち点差「7」に開く【拡大】

ブンデス頂上決戦はキミッヒの鮮やかループ弾でバイエルンに軍配!残り6試合で勝ち点差「7」に開く

 現地時間26日、ドイツ・ブンデスリーガ第28節ではバイエルンとドルトムントによる「デア・クラシカー」が行われた。

 新型コロナウイルスの影響による中断期間を挟み、リーグ6連勝のドルトムントと公式戦8連勝のバイエルン。首位と2位、勝ち点4差で迎えた好調同士の天王山だが、普段ならば8万人の観衆によって超満員になるヴェストファーレン・シュタディオンは無観客で、どんな対戦相手にとっても脅威となる南スタンドの“黄色い壁”もない。

 背中を後押ししてくれる大声援を失ったドルトムントだが、唯一の朗報は前節足を痛めて途中交代を余儀なくされていたフンメルスが先発で出場。一方のバイエルンは、前節に続き中盤の要であるチアゴが欠場することとなった。

 開始わずか1分、ハーランドのポストプレーから、トルガン・アザールへのスルーパスは飛び出したGKノイアーがカットするも、こぼれ球を拾ったハーランドがGKノイアーの股を抜くシュートを放つ。これはカバーに入っていたボアテングに難なくクリアされるが、王者の出鼻を挫くことに成功する。

 その後も、空中戦に難のあるアラバに対してハーランドが優位に立ち、前線で攻撃の起点となる。これに対し、バイエルンは左サイドのアルフォンソ・デイヴィスが積極的な攻め上がりを見せ、同じく攻撃的なサイドバックであるハキミを牽制。互いに攻守の切り替えの速い、頂上決戦らしい展開に。

 バイエルンの最初のチャンスは19分、エリア内右に抜けたコマンの折り返しを、ニアサイドに走り込んだニャブリがフリーで受けて振り向き様にシュート。これがGKビュルキを破ったが、カバーに入っていたピシュチェクがブロックし、こぼれ球にレヴァンドフスキは反応できず。

 23分にはノイアーのロングパスを左サイドで受けたA・デイヴィスが起点となり、レヴァンドフスキ、ニャブリを経由してペナルティーエリア手前右で受けたコマンがエリア内に侵入。そのまま右足を振り抜くが、これはGKビュルキが反応し、こぼれ球をミュラーが詰めるもバウンドが合わない。

 徐々にペースを握られつつあるドルトムントだが、カウンターの鋭さは健在。一瞬の隙を見逃さずにバイエルンゴールへと襲い掛かるが、バイエルンも帰陣が速く、時にはミュラーやレヴァンドフスキが自陣ゴール前まで戻って守備をする場面が見られた。

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