爆笑問題、太田プロ創業者・磯野勉さん偲ぶ やさしい人柄を明かす「不義理して、帰った時も…」
お笑いコンビの爆笑問題が、26日深夜放送のTBSラジオ『火曜JUNK 爆笑問題カーボーイ』(毎週火曜 深1:00)に出演。かつて自身が所属していた大手芸能事務所・太田プロダクションの創業者で代表取締役会長の磯野勉さんが、今月20日に死去したことを受けて、生前の思い出を語った。
太田光は「芸能面は全部副社で、社長(当時の磯野さんの肩書き)は経営面なんですけど、まぁーいっつも2人でね。事務所のデスクで2人並んでいて。副社はまぁー怖いんです。そのとなりの社長がやさしいこと。アメとムチみたいな感じで」としみじみ。「オレらもよく副社に怒られてね。『ダメよー』みたいな感じで、親みたいなもんですよ。社長はね『あーよくやってるね』って。本当に笑顔しか見せなかった。誰にでもそうじゃないですか。あんなやさしい人いなかったね」と思いを伝えた。
太田は続けて「オレらが1回太田プロに不義理して、いなくなって、また帰った時もね、ご飯食べに行って『よく来たね、頑張ったね』って。当時の話とか『こうだったんだよ』ってしてくれてね」と回顧。田中裕二も「それこそ(ビート)たけしさん、それよりも前で言ったら、三波伸介さん、てんぷくトリオの時代からじゃないですか。だから、半世紀以上にわたって、ずっとやってきて。なんと言ったって、ツービートがあって、そこから今は有吉(弘行)だっているし。オレらの頃はまだお笑い専門だったのが、今はアイドルとか。大島優子、前田敦子、指原莉乃も入ったし、またさらにね」と語った。
田中が「本当に芸事には口を一切挟まない。すべて許す」と磯野さんの人となりを話すと、太田も「オレらが怒られているとなりでニコニコして『大丈夫』っていっつも言ってくれたよね」とコメント。「さみしくはなります」と偲んでいた。
磯野さんは1963年7月に同社を設立。現在は片岡鶴太郎、ダチョウ倶楽部、笑福亭笑瓶、松村邦洋、神奈月、有吉弘行、劇団ひとり、土田晃之、宮下草薙などお笑い芸人をはじめ、高島礼子、檀れい、前田敦子、大島優子、指原莉乃など女性タレント、彦麻呂やつるの剛士、具志堅用高、竹原慎二ら男性タレント、YouTuberのヴァンゆんなど、多数が所属する。
番組の様子は、放送後1週間以内は「radiko」で聞くことができる。