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オンラインで実施された「コロナ禍に政治はどう向き合っているのか」の様子

「首相会見は誰のためのものか」「言葉に魂は」 「政治とメディア」イベント詳報

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 毎日新聞政治部の竹地広憲、宮原健太の両記者と、高塚保・政治部長が、20日にオンラインで開かれた「デジタル毎日」有料会員との限定交流イベント「コロナ禍に政治はどう向き合っているのか」で、取材の過程や内幕を語った。東京工業大の西田亮介准教授(社会学)の司会で「政治とメディア」をテーマに交わされた「本音トーク」を紹介する。

 西田 新型コロナウイルス感染症の対応を巡り、国と地方自治体の対立が注目されました。どのように見ていますか。

 竹地 政府は東京オリンピックや習近平国家主席の国賓訪日を控えて強い措置を打ちにくい事情があって、主体的な動きは非常に遅かったし、危機感の感度が低かった。一方で、知事には現場の声が集まりやすかった。緊急事態宣言の発令を振り返っても、知事側の声が政府のお尻をたたいたというのが実情だったと思います。

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