耳の痛みも軽減 おしゃれなマスククリップ 福井の眼鏡メーカーが販売

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 福井県鯖江市内の眼鏡メーカーなどが、マスクのゴムを頭の後ろで留めるクリップなどのグッズを眼鏡をモチーフにして製作し、販売している。新型コロナウイルスの飛沫(ひまつ)感染防止にマスクの着用が呼びかけられているが、長時間の着用でマスクのゴムを引っかける耳が痛くなることが問題になっている。頭の後ろで留めることで耳の痛みが軽減され、デザイン性も高いことが人気を呼んでいる。

 眼鏡製造の「ハヤカワメガネ」(同市寺中町)は、眼鏡のフレームの端材で作った。眼鏡のつるの部分が長いデザインで、大人でも締め付け感がなく着用できる。鯖江市役所の売店で販売し始めたが品薄状態が続く。道の駅「西山公園」でも販売する予定。税込み880円。

 眼鏡製造の「プラスジャック」(同市御幸町)も眼鏡の端材を利用。女性向けの髪留めをモチーフにしてデザインした。同社の売店などで販売する。税込み1500円。

 越前漆器協同組合青年部は眼鏡の形に木材を切り抜いて作った。23日に市内小学校の入学式で新1年生約650人全員にプレゼントした。製作するヤマト工芸(同市莇生田町)のホームページなどから購入できる。税込み550円。【横見知佳】