オリックス・ＡＪ、由伸撃ち　さすがメジャーのヒットメーカー！強烈二塁打

　「オリックス紅白戦、白組２－２紅組」（２６日、京セラドーム大阪）

　新外国人のオリックス・ジョーンズ（前ダイヤモンドバックス）が放った打球は、強烈な破壊音を残して中堅・後藤の頭を越える二塁打になった。

　二回先頭。山本の初球、高めに浮いた１４５キロを完璧に捉えてみせた。３月６日・巨人戦で菅野から左前打を放って以来、１８打席ぶりの安打となった。

　「いい形で捉えることができたよ。これからシーズンに向けてどんどん状態を上げていきたいね」

　さすがメジャー通算１９３９安打のヒットメーカー。打たれた山本も「失投を一発ではじき返されたので、さすがだなと思いました」と脱帽した。

　４月１日から始まった自主練習。舞洲の室内練習場で打ち込んだ。フリー打撃では凡打の際に腕立て伏せをするペナルティーを自らに科した。練習パートナーを務めた太田打撃投手は「ゴロとポップフライはダメらしいです」と明かす。一緒に練習した杉本や育成・大下ら大砲候補には、ライナー性の打球を心掛ける必要性を説き、勝つための打撃を伝授した。

　「開幕が決まってくれて本当にうれしく思っている。今も状態はいいけど、ここから紅白戦、練習試合と開幕が近づいてくればアドレナリンも出てきて、気持ちも高まっていくと思う」。本番へ向け、盛り上がってきた。