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高校野球の代替大会 保護者・控え選手の来場は各都道府県連盟が判断 ガイドライン

 日本高野連が27日、ウェブで理事会を開き、中止となった「全国高等学校野球選手権大会」(夏の甲子園)とその代表校を決める地方大会にかわる各都道府県連盟独自の大会について、実施要項を発表した。開催条件に「当該都道府県の緊急事態宣言が解除されている」「無観客試合を原則とする」などを定めた。また、保護者や控え選手のスタンド入場は「都道府県連盟が判断する」とした。

 会期については8月末までに終了することを原則とした。試合規則では「10回からのタイブレーク制」など、健康上必要とされる規則の導入は「都道府県連盟で対応する」としたが、1週間500球の投球制限は導入するとした。また、各都道府県連盟の主催する公式戦と位置づけることができる。

 健康管理の面では、校長の同意を得ることや、参加選手の健康に問題がないことを学校医から証明をうけるか、保護者から参加同意書を得ることなどが記された。

 同時に「都道府県独自の試合・大会 新型コロナウイルス感染防止対策ガイドライン」も発表された。ここでは、“3密”の回避や試合前の検温などの原則が示された。

 控え部員や保護者のスタンド入場の可否は「都道府県連盟が判断する」と委ねられた。もし観戦を可能とする場合は、「間隔を2m以上とって観戦するよう指導する」とされた。また、「大声を出さないようにし、拍手での応援を基本とする」とした。

 その他、体温37・5度以上の人の来場自粛や、水分補給の際は飲み回しは行わないこととした。円陣を組むなどは「密集にならないよう配慮し」、さらにマウンド上の集合時も「グラブを口に当てることとする」と具体的なシーンも想定されている。