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ヤクルト・高津監督、サバイバル実戦予告 開幕投手以外は白紙を強調

 ヤクルトの高津臣吾監督(51)が26日、27日からのサバイバル実戦を予告した。遅咲きの球春、6・19へ。「最後の最後までしっかり競争してほしい」。ベテランも、若手も特別扱いはしない。高津新体制を占うバトルが、早くも始まる。

 現在の居場所を、「キャンプ終盤のイメージ」と位置づけた。27日と30日には紅白戦を実施する予定。6月2日から組まれている練習試合でも継続した競争をあおった。「正直もう少し準備期間は欲しかったですね」と本音を漏らしつつ、指揮官は前を向いた。

 「うじうじしていても仕方ない。先日みんな集まったときに話したのは、『全員がライバル。(残りの期間で)1軍のベンチ入りやスタメンを競い合って勝ち取ってほしい』と伝えました。いい結果を出せた人が、そこの場には立てるので」

 開幕投手は石川に託しつつ、それ以外は白紙を強調した。「明言は避けたい」。勝ち取った末に立てる打席やマウンド。その資格を得るための定位置争いに熱い日差しが降り注ぐ。