南野拓実は「フィルミーノの位置でいい」 ザルツブルクコーチが説く“別の役割”は?
今季半年間共闘したザルツブルクのマーシュ・ヘッドコーチが南野の現状分析
今年1月にリバプールへ加入した日本代表MF南野拓実は、トッププレーヤーがひしめくなかで厳しい挑戦に臨んでいる。公式戦7試合に出場してノーゴールノーアシストとまだ目に見える結果を残せていないが、ザルツブルク時代のヘッドコーチはブラジル代表FWロベルト・フィルミーノのポジションでプレーできると見解を述べた。英地元紙「リバプール・エコー」が報じている。
2015年にセレッソ大阪からザルツブルクへ移籍した南野は、計6年半オーストリアでプレー。UEFAチャンピオンズリーグのグループステージでリバプール相手にゴールを決めるなど活躍し、ユルゲン・クロップ監督に認められる形で今年1月にリバプール入りした。
現状は公式戦7試合に出場してノーゴールノーアシストと目に見える結果が出ていないが、今季約半年間ザルツブルクで指導にあたったジョゼ・マーシュ・ヘッドコーチは、南野がリバプールでレギュラーになるためには時間がかかるとしつつ、才能は十分だと「The Liverpool FC Podcast」で主張した。
「今リバプールにいるのは、そのポジションで世界トップクラスの選手たちだ。タキ(南野の愛称)はまだ若いし、適応する必要がある。彼はサディオ・マネやモハメド・サラーのように爆発的な選手じゃない。フィジカル的な資質はあるが、非常にインテリジェントなフットボーラーだ。誰もが彼のクオリティーを理解するには時間がかかるかもしれないが、その時はきっと来る。戦術システムを理解する能力、攻撃すべき瞬間を見つける能力は素晴らしい」
「プレスをしてボールを拾うだけじゃなく、ビルドアップもできる」
page1 page2