ネイマールは「移籍リスト3番手に降格」 バルサ補強プランでの“優先度ダウン”を英指摘
今夏はインテルFWラウタロ・マルティネス、ユベントスMFピャニッチの優先順位が上か
パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールは、古巣バルセロナへの復帰が根強く囁かれている。しかし、世界中に混乱を巻き起こした新型コロナウイルスの影響で各クラブは財政的打撃を被っており、バルセロナの補強においてネイマールは“3番手”扱いだという。英紙「ザ・サン」が報じた。
ネイマールは2017年、サッカー史上最高額となる2億2200万ユーロ(約260億円)の移籍金でバルセロナからPSGへ移籍。現行契約は2022年6月までだが、ネイマールはPSGが提示した3年総額9000万ポンド(約120億円)の延長オファーを拒否したと伝えられている。
リーグ・アンはシーズン打ち切りが決定したなか、PSGは選手に対して給与カットを求めたが、週給60万ポンド(約8000万円)を受け取るネイマールはそれを拒否したうちの1人とされる。ただ、バルセロナに移籍できるとなった場合、PSGの週給が半分(30万ポンド/約4000万円)になっても受け入れる意向だと、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」で報じられた。
しかし、英紙「ザ・サン」によると、バルセロナの今夏の補強プランにおいてネイマールのプライオリティーは落ちているという。
「キケ・セティエン監督が(インテルのアルゼンチン代表FW)ラウタロ・マルティネス、(ユベントスのボスニア・ヘルツェゴビナ代表MF)ミラレム・ピャニッチ、ネイマールの3人全員とサインするのは財政的な影響で不可能だ。バセロナはブラジル人を移籍候補リストの3番手に降格させた」
セティエン監督は先日、ラウタロを「非常に良い選手」と高く評価しており、記事でも「インテルのスターであるマルティナスは、リオネル・メッシを保管できる長期的なターゲットと見なされている」と言及。ピャニッチは、ポルトガル代表DFネルソン・セメドをユベントスに放出する際の交換要員の候補になっているという。
ネイマールの代理人ワグナー・リベイロ氏は、「市場的な難しさを考えると、ネイマールはPSGにとどまると思う。サッカーの経済界は(新型コロナウイルスの影響で)変わっていくだろう」と話しているが、果たして再びバルセロナの地に戻ることはあるのだろうか。
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