「トラウマになった」 エバートンMFゴメスが振り返る、衝撃の脱臼骨折と復帰の瞬間
ポルトガル代表MFゴメス、昨年11月にソン・フンミンのタックルを受け右足首を脱臼骨折
昨年11月、右足首の脱臼骨折という重傷を負ったエバートンのポルトガル代表MFアンドレ・ゴメスが、怪我をした時のことを「見るに堪えない。トラウマになった」と振り返り、リハビリ中はクラブや友人、家族が心の支えになったことを英衛星放送「スカイ・スポーツ」で明かした。
昨年11月3日に行われたプレミアリーグ第11節トッテナム(1-1)戦に先発したゴメスだったが、0-1のビハインドで迎えた後半33分、左サイドを駆け上がったところで背後から韓国代表FWソン・フンミンのスライディングタックルを受けると、そのまま勢い余ってコートジボワール代表DFセルジュ・オーリエと衝突。倒れたゴメスの右足首は不自然な方向に曲がり、脱臼骨折と診断された。
当時、ピッチ上ではゴメスはあまりの激痛に絶叫し、ソン・フンミンも気が動転して涙。両チームの選手たちが頭を抱えている状況だった。それから約半年が経過したが、ゴメスはこの時を「見るに堪えなかった。私の怪我はトラウマになった。リハビリで頑張るために自分のモチベーションを上げたかったが、何が起きたのかを理解するまでしばらく時間が必要で、周りの人が私の質問に答えてくれるのが重要だった」と振り返っている。
そして、「休むこと以外、何もできなかった。最初の2、3日はストレスを感じたが、何が起きたのかを考え、どのようにして前に進みたいかを考える時間をとった。物事に少しずつ取り組まなければならなかったが、周りにいた人々のおかげですべてにおいて気が楽になった」と続け、過酷な時期を乗り越えられたのには、クラブや家族らの助けがあったからと語った。
足首の手術を受けてから約3カ月後の今年2月23日、敵地での第27節アーセナル戦(2-3)で復帰を果たしたゴメス。「チームメートが恋しかった。ホテルで彼らと一緒にリラックスしている時、試合前の雰囲気。スタッフから選手まで、クラブのみんなやエバートンファンのみんな、すべてが私にとって素晴らしかった」とし、続く第28節マンチェスター・ユナイテッド戦(1-1)でホームに戻った際には、「不思議な気分だった。ファンから盛大な歓迎を受けたんだ。最後にホームでプレーしたのは怪我をした時だったからね」と回顧した。重傷を乗り越えピッチに戻ったゴメス。周囲からのサポートに改めて感謝を示していた。
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