特殊詐欺防止へ「千葉ジェッツ」が協力　県警と動画を共同製作

　千葉県警船橋東署は25日、プロバスケットボール男子Bリーグの「千葉ジェッツふなばし」と共同製作した特殊詐欺被害防止などを呼び掛ける動画を公開した。動画は約5分間で、チームのチアリーダーやマスコットキャラクターのジャンボくんが出演し、不審な電話がかかってきた時には警察署に連絡することや、子どもが不審者に話しかけられた時にはついていかないよう注意している。

　同署によると、管内では2020年1～4月に23件の特殊詐欺が発生し、被害額は4500万円に上った。例年4～6月は特殊詐欺の被害が多く、「アポ電」と呼ばれる個人情報を聞き出そうとする電話に関する相談は、連日寄せられるという。

　同署は19年11月からチームと協力し、地域の防犯活動を行っており、動画を使って発信するのは今回が初めて。同署生活安全課は「家族で見てもらい、特殊詐欺や子どもを狙った犯罪に注意してほしい」と呼びかけている。動画投稿サイト「ユーチューブ」の県警公式チャンネルや、チームの公式ホームページなどで見られる。【長沼辰哉】