ルイス・ハミルトン 「ロックダウンによってF1引退も頭をよぎった」
メルセデスの現役F1チャンピオンであるルイス・ハミルトンは、新型コロナウイルスによるロックダウンが長引くなかでレースへのモチベーションが低下し、今後のF1参戦に疑問を抱いたことを認める。
今年、ルイス・ハミルトンはF1で14シーズン目を迎え、2020年のF1世界選手権が無効にならなければ、前人未踏と思われていたミハエル・シューマッハの7回のF1ワールドチャンピオン獲得という最多記録に並ぶ可能性がある。
ルイス・ハミルトンは、仲間のF1ドライバーと同じように2020年のF1世界選手権がいつどこで始まるかというニュースを辛抱強くまっている。
ロックダウン期間中、ルイス・ハミルトンはトレーニングを続けているものの、レースへの意欲が低下し、F1引退さえも頭をよぎったと明かす。
メルセデスF1チームが公開したビデオでルイス・ハミルトンは「最近は目が覚めてもひどい気分になり、運動する気にもならない日が続いている。『まったくこれからどうなるんだ? 次は何が起こる? 自分はレースを続けるべきなのか?』といった感じにね」とコメント。
「そうやっていろんなことを考えて、『くそっ!』となる。それから1時間くらいしてそういう感覚が過ぎ去ると今度は『くそっ!僕はこの仕事が大好きなんだ! なんでやめるなんて考えなきゃならないんだ!』となる」「
「精神的に自分自身を良い気分にすることが最終的に本当に重要だ。自分自身を愛し、自分にイライラしない方法を見つけることがね」
ルイス・ハミルトンは、ロックダウンの生活は、精神的、肉体的に自分自身との戦いだったと認める。
「本当に自分のために時間をとろうとすることに時間を費やしてきた。自分に感謝し、うまくやっていることを認め、失敗してあまりうまくいかなかったことを認めることにね」とルイス・ハミルトンは続ける。
「それは問題なかった。自分自身やいろいろなことにあまり厳しくあるべきではない。こういう時間を自分磨きや成長に使わなかったら、ただ座って時間を無駄にするだけになる」
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