「コロナでお金に困っている女性」対象、キャバクラ店にスカウト

 キャバクラ店などで働くよう福岡市博多区の路上で女性を誘ったとして、福岡県警博多署は25日、同県糸島市の自称無職の少年(17)を県迷惑行為防止条例違反(スカウト行為)容疑で現行犯逮捕した。「新型コロナウイルスでお金に困っている女性に仕事を紹介しようと思った」などと容疑を認めているという。

 発表では、少年は同日午後3時20分頃、同区上川端町の川端通商店街で、私服姿の女性警察官に対し、「キャバクラからAVまでうちは取り扱っている。働きませんか」などと声をかけ、勧誘した疑い。

 福岡県などで14日に緊急事態宣言が解除されて以降、博多区の中洲や博多駅周辺で同様のスカウト行為に関する通報が相次いでおり、同署が警戒していた。