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サイバーパンク配達ゲーム『Cloudpunk』に一人称視点モード追加へ。サイバーパンク街の細部まで鑑賞可能に

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ドイツのゲームスタジオION LANDSの代表Marko Dieckmann氏は5月22日、サイバーパンク配達ゲーム『Cloudpunk』に一人称視点カメラモードを追加することを発表した。同作のカメラは、歩行時・車両運転時ともに三人称視点であり、歩行時には主人公の移動にあわせて遠隔から追従する形式となっている。新しいカメラモード実装後は、歩行時にカメラのズームイン/ズームアウトが可能に。主人公の真後ろまで近づく三人称視点から一人称視点までシームレスに切り替えられるようになる(既存のカメラモードにも切り替え可)。

既存の歩行時カメラモードでは、カメラ視点をプレイヤーの意志で自由に動かすことができない。その点、新しいカメラモードでは、背後からの三人称視点および一人称視点のカメラが実装されることで、自由な視点移動が可能に。ボクセルベースで描かれたサイバーパンク街の細部まで見渡せるようになる。本作の見どころである世界観を存分に堪能できるのだ。これまで遠目でしか確認できなかった小型ロボットの姿やお店の内装など、すでにクリアしたプレイヤーにとっても新しい発見があるだろう。

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新カメラモードのテスト版は、Steamで販売されている『Cloudpunk』のベータビルドで試せる。同作を購入済みのプレイヤーは、Steamライブラリ内にある『Cloudpunk』の「プロパティ」を開き、「ベータ」タブから「beta -」を選択。するとベータビルドにアクセスできる。検証したところ、本番ビルドからベータビルドへのセーブデータ互換性はあるものの、ベータビルドから本番ビルドに戻した際にファイルを開けなくなるという現象に遭遇した。ビルドを切り替える場合には注意しておこう。

歩行時の一人称視点カメラは、テスト期間を経たのち本番ビルドに実装予定。車両運転時の一人称視点カメラはまだ開発段階ということで、しばし時間がかかりそうだ。なおベータビルドでは、カメラの視点ロックを解除したまま運転するオプションが備わっている。視点が変われば、世界の見え方も変わる。特にサイバーパンクを題材としたゲームにおいては、街並みをじっくりと見渡したいという需要は多いかと思われる。そうした需要にしっかりと応えるアップデートになりそうだ。

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『Cloudpunk』は2020年4月に発売されたサイバーパンク配達ゲーム(日本語対応)。空飛ぶ車が飛び交う大都市ニヴァリスを舞台に、半合法的な配達会社Cloudpunkの新米配達人ラニアとして依頼をこなしていく。元愛犬・現オートマタのカミュ、ラニアの上司であるオペレーターといったキャラクターと会話しながら、大都市内を飛行車両もしくは徒歩で移動し、指定された場所まで荷物を運ぶ。そうしたルーティン業務の中で、企業の陰謀や暗躍するハッカーといった、街に隠された秘密に迫っていく。

ニヴァリスは複数の地区に分かれており、怪しい日本語の看板や「ネオ道頓堀」といった地名、ラーメンや餃子といった食文化など、サイバーパンク世界らしい描写がつまっている。基本的には次の目的地まで移動して、キャラクター間の会話を通じて物語を先に進めるというストーリーゲームであるが、一人称視点カメラが実装されれば、サイバーパンク街の探索部分をより一層楽しめるようになるだろう。

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*2020年4月に公開されたローンチトレイラー。Steamストアページリンク