G大阪・宇佐美、練習再開も握手禁止で「少し寂しい気持ち」

 J1G大阪は25日、緊急事態宣言の解除に伴ってチーム活動を再開した。10人程度のグループに分かれ、パス交換など接触を避けた軽めのメニューをこなした。

 練習後にオンライン取材に応じたFW宇佐美貴史(28)は「最初ツネさん(宮本監督)にあいさつに行くとき、普段は握手から始まるので握手しようとしたら、『今握手できひんから』って言われて少し寂しい気持ちになったりはありましたね」と、習慣の変化に率直な戸惑いも口にした。

 活動休止後すぐの1週間はストレスも感じていたというが、「DIYを始めて、時計のベルトを自分で工具を買って変えたり、(写真の)うしろの壁紙も自分で変えたり。オンラインの取材が増えると思ったので、味気ない白い壁紙はやめようと思って」とうまく生活スタイルを調整。自粛期間を切り抜けた。

 トレーニングも毎日1時間ほどこなし、食事も乳製品は摂取しないなど「再開してすぐに実践形式の練習、と言われても大丈夫なくらいは調整していた」と状態に自信を見せる宇佐美は、「短い時間でどれだけコンディションを戻せるかにかかっている。この期間にどれだけほかのチームと差をつけられるか」と公式戦再開へ意気込んだ。