自粛解除ムードも前倒し 週末の神奈川県内観光地

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営業自粛の店舗が目立つ半面、観光客の姿も目立った(24日、横浜中華街)

緊急事態宣言が近く解除されるとの見方が広がった23~24日、神奈川県内では観光客の姿が増加した。横浜市内の観光名所や海岸、郊外の商業施設などでは、2週間前の10日に比べ人出が2倍以上となった地域もあった。屋外への来訪やマイカーでの観光に安心感も広がっているとみられ、新型コロナウイルスの感染拡大防止策の徹底が難しくなっている。

好天だった24日午後、山下公園(横浜市)はテントや敷物を広げて運動や食事を楽しむ家族連れで混雑し、道路は他地域のナンバープレートの車両で渋滞した。近隣の横浜中華街(同)も大半の店舗が休業していたが、食べ歩きの観光客も目立った。

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クロスロケーションズ(東京・渋谷)の訪問推計速報によると、これらの地域の24日の人出は10日の2倍超だった。

ロードサイドにある相模原市の商業施設の人出は同1.5倍となったほか、相模湾沿いの海岸などでも砂浜の混雑や国道134号の渋滞が目立った。

神奈川県藤沢市は「近隣の駐車場閉鎖は続いており、買い物ついでにドライブしようという人が大半だったのでは」。県の公表資料によると、24日午後3時の鵠沼海岸(同市)周辺の人出は、緊急事態宣言前と比較して44%増、城ケ島(三浦市)周辺は13%増となった。