ヤフーと名古屋市、動物園に電子チケットシステム導入 感染者が出た場合は通知できるように
ヤフーと名古屋市が、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策で協力すると発表した。ヤフーは電子チケット発行システムを東山動物園に無償提供。予約チケットの発行や、園で感染者が出た際の通知などをできるようにする。
by 谷井将人,ITmediaヤフーは5月25日、愛知県名古屋市と連携し、ITを活用した新型コロナウイルス感染症の拡大防止策で協力すると発表した。第1弾の取り組みとして、ヤフーは電子チケット発行システム「PassMarket」を名古屋市東山動物園に無償提供。予約チケットの発行や、園で感染者が出た際の通知などをできるようにする。
名古屋市が保有する施設で感染拡大を防止するため、相互に連携、協力するための覚書を18日に締結した。
名古屋市は新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が解除されたことを受け、6月2日から東山動物園を再開する。感染拡大を防ぐため、1日の来園者数を約5000人に限定。5月26日から予約された入場チケットをPassMarketで発行する。来園者は発行されたQRコードを受付で提示し、入園券と引き換える。
保健所からの連絡で、東山動物園の来園者の中から新型コロナウイルス感染症の患者が出たと分かった場合は、名古屋市がPassMarketのメッセージ送信機能で、感染者と同じ日に来園した人に注意喚起のメールを送信する。