志らく、SNSでの誹謗中傷は「集団リンチ」 対策を訴え
落語家、立川志らく(56)が25日、自身がMCを務めるTBS系「グッとラック!」(月~金曜前8・0)に生出演。SNSなどでの誹謗中傷について言及。「なんとかしないといけない」と危機感をにじませた。
番組では、フジテレビ系などで放送中の恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演していた女子プロレスラー、木村花さん(享年22)が23日に急死したこと伝え、最近はネットで誹謗中傷を受けていたことを報じた。
志らくは「私なんかも『誹謗中傷はよしましょう』とツイッターに書くとね、『お前だって誹謗中傷してるじゃないか。テレビでいろんな人の悪口言ったり』とか」と反論があることを伝え、その上で「対象はたいてい政治家ですよね。政治家に対して感情が高ぶって、かなり誹謗に近いことを(過去に)書いたこともあります。政治家はそれを覚悟でやってる、その最たるものがデモ。政治家と芸能人は違うんですよ」と私見を語った。「自分のアカウントで『こいつやだ嫌い』って感想を書くのは百歩譲ってまだいいとしても、そのアカウントまで行って当人に言うっていうのは家まで行って言うってことでしょ」と指摘した。
志らくは、検察庁法改正案を巡りツイッターでは相次いで非難の声が上がり、“ツイッターデモ”とまで呼ばれたことに触れ、「それを政治家にやるんじゃなくて個人にやるっていうのは、リンチなんですよ。集団リンチを皆でしてた」と声を荒げた。「これはちょっと、そろそろなんとかしなくちゃいけないんじゃないですかね」と対策を講じるべきだと訴えた。