古田雄介のアキバPick UP!:10コア20スレッドの第10世代Core iシリーズがデビュー (1/4)
第10世代Core iシリーズと対応するIntel Z490搭載マザーボードがPCパーツショップに並んだ。ただし、CPUは当初の予想通り品薄傾向で、特にCore i9-10900Kは週末を待たずに売り切れるショップが多かった。
by 古田雄介,ITmedia先週の本連載でお伝えした通り、5月20日22時にIntelの第10世代Core iシリーズ(開発コード名:Comet Lake-S)CPUの販売が解禁となった。出回っているラインアップは下記の3モデルだ。東京都は緊急事態宣言が発令中ということもあり、深夜の販売イベントを実施する店舗はなく、解禁時間での販売はオンラインのみとして、実店舗には翌日の通常の営業時間に並べるというスタンスを取っている。
第10世代Coreのラインアップ | ||||||
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型番 | コア数 | スレッド数 | クロック数 | 最大クロック数 | TDP | 価格(税込み) |
Core i9-10900K | 10コア | 20スレッド | 3.7GHz | 5.3GHz | 125W | 7万2000円前後 |
Core i7-10700K | 8コア | 16スレッド | 3.8GHz | 5.1GHz | 125W | 5万6000円前後 |
Core i5-10400 | 6コア | 12スレッド | 2.9GHz | 4.3GHz | 65W | 2万6000円前後 |
注目しつつも様子見という人が多いですね――第10世代Coreの評判
いずれも新ソケットLGA1200に対応し、GPUとしてIntel UHD Graphics 630を内蔵している。対応メモリは10900K/10700KはDDR4-2933まで、10400はDDR4-2666までとなる。
22日時点ではフルラインアップを在庫しているショップもあったが、上位モデルほど品薄傾向にあり、再入荷の目処はどこも立っていない様子だ。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「(在庫は)あるにはある、というくらいですね。予想通り、マザーよりもCPUの方が当面厳しい感じでしょう」という。
一方で、新製品を急いで入手するような購入熱を持つユーザーの姿はあまり見えてこない。パソコンSHOPアークは「コアが増えた以外に進化点が見えくいところがありますからね。気にしている人は割といらっしゃるみたいですが、とりあえずは様子見している印象があります」と話していた。
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