クオモNY知事、プロスポーツチーム練習再開を許可へ
【ニューヨーク24日(日本時間25日)=竹濱江利子通信員】ニューヨークのアンドリュー・クオモ州知事(62)は24日(同25日)の新型コロナウイルス対策定例会見で「きょうからニューヨークの全てのプロスポーツチームは練習を再開できる」と球団施設での練習を許可することを明らかにした。
スポーツイベントの無観客開催を支持しているクオモニューヨーク州知事がスポーツ再開に向け加速した。同知事は定例会見で「きょうからニューヨークの全てのプロスポーツチームは練習を再開できる。スポーツは観客なしでも復活できると信じている」と各チーム施設の使用を許可し、「人々が家に居る間、スポーツを観てほしい。そのためにも各チームにはできるだけ早くトレーニングキャンプをスタートしてほしい」とスポーツ再開を推進した。
ニューヨーク州はヤンキース、メッツ(MLB)、ニックス、ネッツ(NBA)など四大スポーツの多くの球団が本拠地を構えているが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大リーグは3月の開幕が延期、NBAやNHLはレギュラーシーズンの大詰めで中断している。
大リーグ機構と選手会の間では7月上旬の開幕に向けて話し合いが続いているため、球場の開放は朗報だが、24日(同25日)付のニューヨークデーリーニュース紙(電子版)によると、ヤンキース、メッツは本拠地ではなくフロリダ州のキャンプ施設に戻ってトレーニングを再開する予定だと伝えており、球場は開幕まで使用されない可能性が高い。また、NBAについて、ニックスとネッツの選手はすでにコロナ対策で周辺を離れており、リーグ半数以上の練習施設が開放したなか、ニューヨークの施設は閉鎖したままだと伝えている。