都市部でも移動スーパー盛況 感染拡大防止に一役 新型コロナ

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 新型コロナウイルスの感染拡大で、販売車が住宅地を巡回する「移動スーパー」の需要が高まっている。元々は過疎地域などで遠出が困難な高齢者ら「買い物難民」の支援が主だったが、「3密」でなく買い物ができる利点を生かして都市部での感染拡大防止にも一役買っている。

 移動販売事業を全国で展開する「とくし丸」(徳島市)によると、緊急事態宣言が発令された4月以降は、外出を自粛する高齢者を中心に利用が増加。同月の売り上げも1日あたりで約1割増えたという。

 東京都足立区の団地などを巡回する佐藤宏さん(39)は連日、生鮮食料品や日用品など約400品目1200点をぎっしりと積み込む。自宅にこもりがちな客に買い物の楽しさを届けようと、品ぞろえを工夫し、個別注文にも対応。団地で暮らす80代女性は「感染が心配な遠出をしないで済むし、重い品を家まで運んでもらえるし助かる」と喜ぶ。【佐々木順一】