セビリア4選手がラ・リーガ再開に水を差す…23日に大勢でパーティ開催

 セビリアの4選手は、自宅待機の規則を破ったことを受け、謝罪に追い込まれた。

 2万8000人以上の死者を出すなど、新型コロナウイルスの甚大な被害を受ける国の1つであるスペイン。ラ・リーガは3月中旬までに中断し、無期延期の状況が続いていたが、それでも政府が6月8日からの再開を許可した。感染を避けるため、選手たちには厳格な規制が課されている。

 しかし、ソーシャルメディア上に投稿された写真が大きな物議を醸すことに。エベル・バネガの妻がシェアした写真には、23日に行われたパーティの様子が映し出されており、バネガの他にルーカス・オカンポス、ルーク・デ・ヨング、フランコ・ヴァスケスが写っていたことが確認された。なお、この写真はすでに削除されている。

 スペイン政府は現在、10人以上の集まりを禁止し、ラ・リーガの再開プロトコルの中でも、選手はトレーニング以外で家から出ることを規制している。しかし、写真の中では制限をはるかに超える人数が楽しむ様子が写し出されており、非難は免れない状況だ。

 これを受け、4選手はそれぞれのSNSで謝罪。妻の投稿が原因でパーティが発覚したバネガは「昨日に起きたことを謝りたい。家族と友人で集まったが、正しいものではなかった。クラブやファン、社会に対して許しを請いたい。2度とこのようなことはしない」と発表している。

 オカンポスは「許しを請いたいし、これは僕たちの過ちであり、クラブにもダメージを与えたと認識している。クラブやチームメイト、スタッフ、社会に謝ることしかできない」と綴り、ヴァスケスも「僕たちは過ちだと気づいているし、謝りたい。チームメイト、スタッフ、クラブ、ラ・リーガを失望させた。もうこのようなことはしない」とSNS上に投稿。デ・ヨングも謝意を示している。(Goal.com)