男体山で1カ月遅れの開山祭 宮司「ようやく開山できて一安心」 栃木・日光

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 栃木県日光市の中禅寺湖畔にある日光二荒山神社中宮祠(ちゅうぐうし)で25日、男体山(2486メートル)の開山祭があった。当初は4月25日の予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期されており、1カ月遅れの山開きとなった。

 男体山は世界遺産・日光二荒山神社の御神体で、奥日光の同神社中宮祠が登山口になっている。

 開山祭では、拝殿で神職らが安全を祈願した後、中麿輝美宮司(74)が男体山の山頂へと続く登拝門のかんぬきを外し、神職2人が開門した。参列者たちは神職を先頭に門をくぐった。例年は1合目の遥拝(ようはい)所まで登るが、今年は感染防止のために門の先にある階段で山頂の奥宮を拝んだ。参列者も例年80人のところを、今年は代表者10人に縮小した。中麿宮司は「ようやく開山でき一安心。一日も早く安全に多くの人々が男体山を訪れるようになってほしい」と新型コロナの終息を祈っていた。

 中宮祠によると、当分の間、登山客は県内在住者に限定する。25日の登山客は午前11時時点で約30人。昨年は約3万4000人が訪れたという。【増田恵実】