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新型コロナウイルスの感染拡大を受けてマスクをして商店の外に列をなす外国人労働者ら=アラブ首長国連邦・ドバイで4月14日、ロイター

失業しても帰国できず 中東湾岸のアジア系労働者「精神的に追い詰められている」

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 中東の湾岸の国々で働くインド出身などの外国人労働者が、新型コロナウイルス流行や原油価格下落の影響で職を失ったうえ、帰国することもできず、現地で困窮している。インド政府は特別便で労働者の帰国を進めているが、数十万人が帰国を希望しており、需要に追いついていない。自己負担の航空運賃を支払えない人もおり、労働者からは悲痛な声が上がる。

 「手元のお金はもうすぐなくなる。いつ帰国できるか分からず、精神的に追い詰められている」。3月から外出制限が続くアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで、自動車修理工として働いていたインド東部出身のアクイル・アフメドさん(33)は毎日新聞の電話取材に苦境を明かした。

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