プロ野球、6月19日に開幕　当面は無観客で　3カ月遅れ120試合に縮小

　プロ野球の斉藤惇コミッショナーは25日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期になっているセ、パ両リーグの公式戦の開幕を6月19日に決めたと発表した。当面は無観客で開催する。レギュラーシーズンは各球団143試合を120試合に縮小する。6月2～14日に練習試合を行う。当初3月20日開幕だったプロ野球は約3カ月遅れでようやく新シーズンを迎える。

　政府の緊急事態宣言が全面解除されることになったのを受け、オンラインによる12球団代表者会議を開いて合意した。斉藤コミッショナーは記者会見で「国民を勇気づけ、プロ野球以外のスポーツにも開催の指針を示すことができればよいのではないか」と語った。

　日本シリーズ出場チームを決めるクライマックスシリーズ（CS）については結論は出なかった。

　プロ野球は既に5～6月のセ・パ交流戦と7月のオールスターゲームの史上初の中止を決めている。