汚染処理水処分方法で経産省が意見募集を延長 福島第1原発

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 東京電力福島第1原発にたまり続ける汚染処理水の処分方法について、経済産業省は国民を対象にした意見募集(パブリックコメント)を延長して受け付けている。6月15日まで。経産省は「より丁寧に、できる限り多くの方から意見を聞くため延長した。処分方法の決定の参考にする」としている。

 トリチウムなど取り除けない放射性物質を含む汚染処理水の処分方法を巡っては、政府の有識者小委員会が2月、放射性物質の濃度を、国の基準値を下回るように薄めて海に流す「海洋放出」と、汚染水を蒸発させる「大気放出」を現実的な選択肢とし、海洋放出の優位性を強調する報告書をまとめた。政府は4月から、地元の関係者などから意見を聞く会合を開いているが、会合では住民から意見を聞く場を設けていない。

 電子政府の総合窓口(e―Gov)を通じたメールやファクス(03・3580・0879)などで受け付けている。【荒木涼子】