プロ野球1、2軍6・19同日開幕 25日発表へ 「緊急事態宣言」全面解除の見通し
新型コロナウイルスの感染拡大で公式戦開幕を延期しているプロ野球は25日、オンライン形式で12球団代表者会議を開き、開幕について協議する。同日に首都圏などの緊急事態宣言が全面解除される見通しで、6月19日のセ、パ両リーグの公式戦開幕とイースタン、ウエスタン両リーグの同日開幕が発表される見込みとなった。
政府は24日に北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川の5都道県で継続している緊急事態宣言を25日に全面解除する方針を固めた。正式に解除された場合は、1、2軍の同日開幕とともに、6月2日にスタートする練習試合(各球団12試合)の日程なども発表される見通しだ。
今季はヤクルト・奥川(星稜高)、中日・石川昂(東邦高)、阪神・西純(創志学園高)、DeNA・森(桐蔭学園高)、ロッテ・佐々木朗(大船渡高)ら2軍にも注目新人が多く、いよいよ2020年のプロ野球が本格的に動き出す。
開幕カードは、巨人-阪神(東京ドーム)、ヤクルト-中日(神宮)、DeNA-広島(横浜)、西武-日本ハム(メットライフ)、ソフトバンク-ロッテ(ペイペイドーム)、オリックス-楽天(京セラ)が有力。選手の疲労による感染リスクを考慮し、九回で打ち切って延長戦を行わない方式や、時間制限を設けて新しい延長回に進まない案も検討されている。