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会場にいるかのような趣向を凝らしたステージで視聴者を喜ばせたチャンミン(左)とユンホ=韓国【拡大】

東方神起、全世界ライブ配信 日本デビュー15周年、コロナ禍に自身初の新たな試み!

 韓国の人気デュオ、東方神起が24日、韓国で自身初のオンライン専用公演「Beyond LIVE」を全世界に向けて開催した。ライブの生中継に加え、視聴者とビデオトークするなど会場にいるような斬新な演出で魅了。先月末に日本デビュー15周年を迎えたことから日本語曲も披露し、新型コロナウイルス感染拡大の影響でライブの延期や中止が相次ぐ中、新たな手法でファンを楽しませた。

 アニバーサリーイヤーを迎えたアジアのスーパースターが、日本のファンのためにサプライズを用意した。

 2人の卓越したパフォーマンスと、高度なAR(拡張現実)や双方向コミュニケーション機能など最新技術が合わさった次世代ライブ。5曲目「ANDROID」の歌唱前にユンホ(34)が「いくぜ!!」と日本語で叫ぶと、同曲から「Trigger」、「明日は来るから~TOMORROW Version~」と日本語曲3曲を立て続けに歌唱した。

 4月27日に日本デビュー15周年を迎えた東方神起だが、同25~27日に予定していた東京ドーム公演や記念イベントは新型コロナウイルス感染拡大の影響で見送っていた。そこで、日本のファンへの感謝の気持ちを楽曲で表現。ユンホは「予定していたイベントを見送って僕たちも残念な気持ちでいっぱいでしたが、楽しみにしていたファンの皆さんのために日本の曲も準備しました」としてやったりの表情だ。

 チャンミン(32)は「(日本から)離れているけれど、『Beyond LIVE』を通して皆さんとつながっていることに時代の恩恵を感じます」とはにかんだ。

 ライブは動画配信サービス「V LIVE」を通じて全世界に配信。2人はさまざまな言語であいさつし、各国の視聴者とビデオトークして楽しませた。

 「Maximum」では宮殿、「Why?(Keep Your Head Down)」ではヘリコプターのグラフィックが登場するなど14曲を最先端技術で披露。コロナ禍で大きな損失を生んだ音楽業界に新たな歴史を築いた。

★「Beyond LIVE」

 ARや3Dグラフィックスなどの最新技術と公演を結び付けた世界初のオンライン専用有料ライブ。第1弾として4月26日に男性7人組、SuperMが実施。ライブは動画配信アプリ「V LIVE」を通じて世界各国で視聴できる。東方神起のチケットは、ファンクラブ会員3000円、一般3700円(ともに税込み)。シリアルコードを入力すると視聴できる。31日には人気男性グループ、SUPER JUNIORがライブを行う。