「国鉄改革3人組」の一人、JR東元社長の松田昌士氏死去…民営化を推進

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松田昌士氏

 旧国鉄の分割・民営化を推進し、「国鉄改革3人組」の一人と称されたJR東日本元社長の松田(まつだ)昌士(まさたけ)氏が19日、肝臓がんのため死去した。84歳だった。葬儀は近親者で済ませた。後日、お別れの会を行う。

 松田氏は、1961年に北大大学院を修了後、旧国鉄に入社。国鉄再建実施推進本部事務局長として分割・民営化に尽力し、JR西日本元社長の井手正敬氏、JR東海元社長の葛西敬之氏とともに国鉄改革派として存在感を発揮した。

 分割・民営化で発足したJR東の常務に就任。株式上場した93年から2000年まで社長を務め、経営の効率化を進める一方、駅構内の商業開発に力を入れ、株式会社としての基礎を固めた。会長在任中の02年、政府がJR東の保有株を売却し、悲願の完全民営化が実現した。

 経営手腕を評価され、02年には小泉政権が進めた道路公団の民営化に際し、第三者機関「道路関係四公団民営化推進委員会」の委員に就いた。このほか、日本野球連盟会長や日本ユネスコ協会連盟会長なども歴任した。