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阪神・矢野監督絶賛「及川すごくいい」 初のブルペン生視察でエース候補の可能性実感

 阪神の矢野燿大監督(51)が24日、午前中に約2時間、鳴尾浜の集合練習を視察した。球団を通じて取材に応じ、ブルペンで初めて生で投球を見たドラフト3位・及川(横浜)を評価。同1位・西純(創志学園)とともに、エース候補としての可能性を感じ取った。

 島本、伊藤和、西純らのブルペンを視察。目立って見えた投手が、まだ細身の高卒左腕だった。「みんないいボールを投げていました。その中でも及川が一番、すごくいいボールを投げていたので楽しみが増えた感じです」。高校時代に大船渡・佐々木朗(ロッテ)、星稜・奥川(ヤクルト)、西純とともに「ビッグ4」と称された左腕の球筋から、確かな才能を見て取った。

 及川は活動休止前まで体力作りに重点を置いていたため、実戦には登板していない。矢野監督は今後も西純との切磋琢磨(せっさたくま)を願い、「早い段階でチームの中心になるようなピッチャーになっていってもらいたい。まず今は体(作り)と、ファームで中身のある投球を期待しています」と成長に期待を寄せた。

 午後は甲子園で集合練習再開後、初のシート打撃をチェック。「最初の実戦としてはいいモノができたと思います」。選手の状態をしっかり確認。収穫が多い一日となった。