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阪神・ガンケル、収穫のスライダー 打者5人に1安打2K

 開幕ローテ候補の阪神ジョー・ガンケル投手(28)が24日、甲子園の集合練習でシート打撃に登板した。打者5人に対し、1安打2奪三振と好投。広報を通じて取材に応じ「(持ち球の)全球種を感覚良く投げることができた」と自賛した。

 先頭サンズを見逃し三振、福留を二ゴロ、上本を空振り三振とテンポ良くアウトを刻む。北條に右前打を許したが、植田を三ゴロに抑え、力を発揮した。

 一番の収穫はスライダーの精度向上だ。3月に2試合連続で炎上を経験。以降は空振りを奪えるスライダーを目指し、良化に励んだ。シート打撃登板を終え「特に課題だったスライダーの高さはストライクゾーンの低めからボールゾーンに狙ってコントロールできた」と実感したという。

 スライダーが安定してきているからこそ、他の球種の精度も高めたい。「(次回登板では)ストレートとシンカーをしっかりコースに投げ分けられるように」。最短の開幕は6月19日。限られた調整期間の中で、理想型を突き詰めていく。