解除待ちきれず、湘南に観光客殺到「もういいかな」「関西は解除」…国道は大渋滞続く
緊急事態宣言が25日に全面解除される可能性が高まる中、神奈川県藤沢市の片瀬海岸には24日、解除を待ちきれない多くの観光客らが県内外から集まった。沿岸の国道134号は宣言下にもかかわらず、大渋滞が続いた。
夏を思わせる青空と強い日差しの中、海岸の入り口には「感染拡大防止のため海岸への立ち入りはお控えください」の看板が立つ。
しかし、浜辺には水色や緑などのカラフルなテントが並び、上半身裸で甲羅干しをする男性の姿も。半分ほどの人はマスクをはずし、海を見ながらビールを飲んだり、波打ち際で水と戯れたりしていた。
埼玉県春日部市から友人と来ていた女子大生(20)は「まだ解除前なので迷いましたが、2か月間、ずっと自宅にいてきちんと自粛生活を我慢してきた。でも関西は解除されたし、思い切って来ました。やはり海は気持ちがいいですね」と語った。
自転車で友人と来たという茅ヶ崎市の自営業の男性(57)も「もうすぐ解除になりそうで、周りの雰囲気を考えて、もういいかなと思って来ました。学生時代の先輩と来ましたが、やっぱりフライングかな」と話した。