『ワイスピ』ハンのカムバックでウィキペディアに異変が!ぎょっとする彼のプロフィールに納得
大人気カーアクション映画『ワイルド・スピード』シリーズで死んだと思われていたキャラクターのハンが、次回作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』でカムバックすることを受け、ハン役を務める俳優サン・カンのウィキペディアに異変が。(フロントロウ編集部)
ハン、驚きのカムバック
『ワイルド・スピード』は2001年から続く人気カーアクション映画で、日本のファンからは『ワイスピ』という愛称で親しまれている。
9作目にあたる最新作の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は予告編が公開されるとわずか24時間で5億回の再生回数を突破。公開は2020年5月を予定していたものの、新型コロナウイルス流行の影響により、2021年に延期となった。
そんな最新作の予告で最も話題を呼んだのが、2006年に公開されたシリーズ3作目の『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』で命を落としたと思われていたキャラクター、ハンのカムバック。何事もなかったかのようにファミリーの基地を訪ねてくるハンの姿に、ファンは大歓喜した。
『ワイスピ』監督、ハン役復帰への熱意
ハンを演じるサン・カンは、アメリカ出身の俳優で、ドラマ『フェリシティの青春』や映画『パール・ハーバー』など様々な作品に出演している。そんな彼の代表作は、もちろん『ワイルド・スピード』。
ハンは、ファミリー唯一のアジア系天才ドライバーとして愛される存在だった。ところが『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』の劇中で車が爆発するほどの大事故に巻き込まれ、突然舞台を去ることに。しかしハンの死後のエピソード展開がその死を「不誠実」に扱っているとして、多くのファンから疑問視されることとなり、どうしても納得できないファンは「#JusticeForHan(ハンに正義を)」というハッシュタグを作り、制作陣に彼の死を正当に扱うことを訴え続けてきた。
その訴えを聞き届けた監督のジャスティン・リンはハンをカムバックさせることを決意。突然ハンが復帰したことに驚いたファンの中には「『ワイスピ』はなんでもありだな」と厳しい意見を投げかける者もいたが、ジャスティン監督は「詳しい話はできないが、彼の復帰を軽い気持ちで考えてはいない」と、ハンのカムバックへの強い熱意を英Entertainment Weeklyに語った。
サン・カンのウィキペディアに書かれた言葉
そんなハンのカムバックがどれだけ『ワイスピ』ファンの間でインパクトのあることだったかがわかるエピソードがある。
2020年2月に予告編が公開されてハンの生存がわかった日、何者かがすぐさま、ハンを演じる俳優サン・カンの英語版のウィキペディアを改変して、「サン・カンは死から逃れられるアメリカ人俳優。映画『ワイルド・スピード』シリーズの不死身の男、ハン役として知られている」と記述! ハンだけでなく、ハンを演じるサン・カンまで不死身とするかのような書き方に変えられた。
もちろん現在は訂正されているけれど、いち早くその記述を発見したファンはSNSで大喜びの様子だった。
ハンが新作でどのような設定になっているのかは映画が公開されてからのお楽しみだけれど、確かに、あれほどの大事故に見舞われながらも生きていたという事実は“不死身”を感じさせるため、ファンによるウィキペディアの改変も、ある意味で納得。
『ワイルド・スピード』は、シリーズ最終章にあたる10作目でハンの彼女でガル・ガドット演じるジゼルも復活するのではとのウワサもあり、ますます今後の展開から目を離せない。(フロントロウ編集部)