ルノー、10年ぶり最終赤字 ゴーン路線が裏目に

【パリ=白石透冴】仏自動車大手ルノーが14日に発表した2019年12月期連結決算は最終損益が1億4100万ユーロ(約167億円)の赤字(前の期は33億200万ユーロの黒字)だった。赤字は09年以来10年ぶり。日産自動車の業績不振の影響を受けたほか、元会長兼最高経営責任者(CEO)のカルロス・ゴーン被告が注力した高級車も売れ行きが振るわなかった。

ルノーは株式の43%を保有する日産の業績を「持ち分…