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Epic Gamesストアにて『Kingdom Come:Deliverance』と『Aztez』無料配布開始。前者はリアルな中世ヨーロッパを描いたオープンワールドRPG

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Epic Gamesは2月14日、Epic Gamesストアにて『Kingdom Come:Deliverance』および『Aztez』の無料配布を開始した。無料配布期間は、2月21日1時まで。期間中にストアページから入手するとライブラリに追加され、以降はいつでも遊べるようになる。

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『Kingdom Come:Deliverance』は、リアルな中世ヨーロッパを描いたオープンワールドRPG。チェコのゲーム開発スタジオWarhorse Studiosが開発し、2018年にリリースされた作品だ。国内向けには、2019年にDMM GamesからPC/PS4用として日本語版が発売されている。

本作の舞台となるのは、1403年ボヘミア王国。ヨーロッパ中央にあり、神聖ローマ帝国の中枢として栄華を極めた国だ。しかし、前皇帝チャールズ4世の死後、ハンガリー王ジギスムントの手によりボヘミアは脅威に晒されていた。混乱の最中、主人公として物語の中心となるのが、鍛冶屋の1人息子ヘンリー。ヘンリーは、家族や友人と共に村での穏やかな日々を送っていたが、ある時村に部隊がやってきて何もかも燃え尽きてしまう。全てを失ったヘンリーは、復讐のため、両親の仇を取るために立ち上がり、剣を手に主人公として侵略軍と戦うことになる。

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本作の特徴は、リアルな中世を目指して描かれた世界だ。CryENGINEにより描かれた美麗なグラフィック。モーションキャプチャーを用いて、中世の剣術を再現したという戦闘。史実をベースに、闇の中世を生々しく描いた表現の数々。さまざまなアプローチからリアルな中世を目指して作られた世界で、ヘンリーは歴史上の戦いに身を投じることになる。またRPGとしては、プレイヤーの選んだ行動が住民に反映されるシステムが搭載されていて、犯罪が住民に通報されたり、悪評が人から人へ広まっていったりもする。なお、Epic Gamesストア版は公式には日本語対応していないが、有志によって翻訳された日本語化Modが存在している。

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『Aztez』は、アステカを舞台にした2Dアクション+ターン制ストラテジー。日本語未対応。 Ben Ruiz氏とMatthew Wegner氏によるアメリカのインディーゲームスタジオTeam Colorblindが手がけ、2017年にリリースされた作品だ。ストラテジーパートでは、アステカ帝国内に起こるさまざまな問題が、イベントとしてマップ上でランダムに出現。そうしたイベントへ対処しつつ、支配領域を広げ、リソースを稼いで帝国の繁栄とスコアを追い求める。

アクションには、ストラテジーパート内で内乱などが発生し、アステカの戦士を送り込んだ際に移行する。アクションパートが始まると、プレイヤーはアステカの戦士を操作し、ステージ内の敵を殲滅していく。アステカの戦士は、攻撃連打でコンボになるほか、ジャンプや相手を空中に浮かせる攻撃、掴みも可能。血を集めると、アステカの神々を召喚し、強力な攻撃を発動させることもできる。

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ひたすら盾を構えた相手や、銃を携えた兵士、神話上の敵など、ゲームの進行にあわせて敵も変化していく。また、グラフィックは白と黒を基本に、3Dで描かれている。特徴的なスタイルで描かれたアステカの世界も、本作の魅力と言えるだろう。キャンペーンモード以外に、トレーニングモードやアリーナなども搭載されている。

なお次週の無料配布タイトルは、ユニークなシステムが特徴のボードゲーム『Faeria』となっている。