新型肺炎で「中国寄りだ」の批判も WHO事務局長のテドロス氏、その人物像
by 会員限定有料記事 毎日新聞新型コロナウイルスの感染者が中国国外でも増加するなか、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長の対応が「中国寄りだ」と欧州で指摘されている。1月下旬、新型コロナウイルスの感染が拡大してもWHOは緊急事態宣言の発表を一旦見送り、その後にテドロス氏が中国の習近平国家主席を訪ねたことで「中国におもねっている」との見方が広がった。テドロス氏は、どんな人物なのか。
「WHOは、中国の対応を称賛するように中国から圧力をかけられたのか」。12日にスイス・ジュネーブのWHO本部で開かれた記者会見。テドロス氏が繰り返す「中国はウイルスの情報を素早く共有し、感染拡大を防いだ」との評価について、欧州メディアが批判的な質問をぶつけた。
この記事は有料記事です。
残り796文字(全文1106文字)
または