https://cdn.mainichi.jp/vol1/2020/02/14/20200214k0000m030354000p/6.jpg?1
記者会見をする世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長=スイス・ジュネーブで10日、AP

新型肺炎で「中国寄りだ」の批判も WHO事務局長のテドロス氏、その人物像

by

 新型コロナウイルスの感染者が中国国外でも増加するなか、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長の対応が「中国寄りだ」と欧州で指摘されている。1月下旬、新型コロナウイルスの感染が拡大してもWHOは緊急事態宣言の発表を一旦見送り、その後にテドロス氏が中国の習近平国家主席を訪ねたことで「中国におもねっている」との見方が広がった。テドロス氏は、どんな人物なのか。

 「WHOは、中国の対応を称賛するように中国から圧力をかけられたのか」。12日にスイス・ジュネーブのWHO本部で開かれた記者会見。テドロス氏が繰り返す「中国はウイルスの情報を素早く共有し、感染拡大を防いだ」との評価について、欧州メディアが批判的な質問をぶつけた。

この記事は有料記事です。

残り796文字(全文1106文字)

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら