カメラ見本市「CP+2020」開催中止 新型コロナウイルス懸念で

パシフィコ横浜で27日から開催を予定していたカメラ見本市「CP+2020」の開催が中止された。主催は「新型コロナウイルスが不特定多数の来場者に感染するリスクを排除し切れない」と判断した。

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 カメラ映像機器工業会(CIPA)は2月14日、パシフィコ横浜で27日から開催を予定していたカメラ見本市「CP+2020」の中止を発表した。新型コロナウイルスのリスクを懸念して決めたという。

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 CP+はカメラ関連のメーカーが集う日本国内の見本市としては最大で、来場者数は毎年6万〜7万人。CIPAは、「機材を実際に手に取ってその操作感などを確かめていただけることが最大の特徴」とした上で、「不特定多数の来場者に感染するリスクを排除し切れない」と判断。来場者や出展関係者の健康や安全を第一に考え、開催中止を決定したとしている。

 新型コロナウイルスを巡っては、2月末にスペイン・バルセロナで開催が予定されていたモバイル関連のカンファレンス「MWC Barcelona 2020」で参加予定の企業が相次いで出展を取りやめ、カンファレンス自体が中止となるなど、世界中から人が集まるイベントを避ける動きが出始めている。