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Jリーグキックオフカンファレンスで握手を交わす横浜FCの三浦知良(右)と神戸のイニエスタ=東京都港区で2020年2月14日、長谷川直亮撮影

カズとイニエスタの初2ショットが実現 スペイン語と日本語駆使しがっちり握手

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 サッカーJ1リーグが21日に開幕するのを前にキックオフカンファレンスが14日、東京都内であり、横浜FCのFW三浦知良(52)と神戸のMFアンドレス・イニエスタ(35)の初対面が実現した。

 横浜FCと神戸は23日にノエビアスタジアム神戸で行われる開幕カードで対戦する。三浦とイニエスタは壇上で握手。イニエスタが「楽しみにしている。今季、カズ選手にとっていいシーズンになることを願っている」とエールを送ると、三浦は「ムーチャス グラシアス(本当にありがとう)」とスペイン語で応じた。イニエスタも「ドウイタシマシテ」と日本語で返した。

 続く報道陣の取材で三浦は「イニエスタ選手とここにいることができ、とても幸せ」と喜びを表し、イニエスタも「カズさんに会えていい時間を過ごせたし、日本を代表する存在と一緒にプレーできるのは光栄。試合も楽しみたい」と笑顔を見せた。

 三浦はイニエスタを「とてもジェントルマン」と評し、イニエスタは「この年になっても情熱を失わず、日々の練習に打ち込む姿勢がすごい」と52歳で現役を続ける三浦に感心していた。

 取材中、三浦がポルトガル語とイタリア語で、イニエスタがスペイン語で会話する場面もあった。内容を聞かれると、2人とも「秘密」と笑わせたが、三浦は後から、「『僕にパスをください』とイニエスタにお願いした。イニエスタは『間違えないようにしなきゃ』と話していた」とやり取りしたことを明かした。

 左臀部(でんぶ)を痛めていた三浦は15日にも一部の練習で合流する。「(神戸戦は)スペシャルな1日になる。メンバー入りして神戸への新幹線に乗れるよう頑張りたい」と意欲を示した。【福田智沙】