舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』小説最終巻の19年後を描く、赤坂のハリー・ポッター専用劇場で上演
TBS赤坂ACTシアターが、大規模改修でハリー・ポッター専用劇場として生まれ変わる。その新たな会場で舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』が、2022年夏、日本人キャストで上演される。上演期間は無制限のロングラン形式。
『ハリー・ポッター』シリーズ初めての舞台作品が日本上陸
イギリスの作家J.K.ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズは、今もなお世界中の大人から子供まで、幅広い年齢層に愛される大ベストセラー。その舞台版となる『ハリー・ポッターと呪いの子』は、J.K.ローリング、ジャック・ソーン、ジョン・ティファニーの3人が考案し、ジャック・ソーンが戯曲を書き上げた、『ハリー・ポッター』関連のコンテンツとして初の舞台作品。ミュージカル『ワンス』でトニー賞の最優秀演出家賞に輝いたジョン・ティファニーが演出を手掛けている。
現在は、ロンドン、ニューヨークなどで大ヒット上演中。英語以外での上演は、2020年3月にドイツで開幕するドイツ語版に次ぐ2つ目で、日本で上演されるのは初めてのことだ。日本での上演は、TBS開局70周年を記念したものでもあり、『ビリー・エリオット』、『メリー・ポピンズ』の日本語版を手掛けてきたホリプロが制作を担当する。
最終巻『ハリー・ポッターと死の秘宝』の19年後を描く
『ハリー・ポッターと呪いの子』では、全7巻の小説のうち最終巻である『ハリー・ポッターと死の秘宝』の19年後を描く。この「ハリー・ポッター 8番目の物語」は『ハリー・ポッターと呪いの子 第一部・第二部』として出版されており、舞台版では、その一部と二部に分けて上演する。同日の昼と夜で観ることも、連続した2日間で分けて観ることも可能だ。
あらすじ
魔法界の英雄ハリー・ポッターも、今や3人の子を持つ父親になり、魔法省の役人として働き詰めの生活を送っている。ハリーが今もなお自分の過去の呪縛と日々格闘する一方で、次男のアルバスは、“ハリー・ポッターの息子”であることの重圧に押しつぶされそうになっている。現在と過去の時制が不気味に交錯するなか、暗黒の世界はいまだ存在するという受け入れがたい事実を、父と子は知ることとなる…。
そのほかのクリエイティブスタッフは、振付&ステージングにスティーヴン・ホゲット、装置にクリスティーン・ジョーンズ、衣裳にカトリーナ・リンゼイ、音楽&編曲にイモジェン・ヒープ、照明にニール・オースティン、音響にギャレス・フライ、イリュージョン&マジックにジェイミー・ハリソン、音楽監督&編曲にマーティン・ローが名前を連ねる。
なお、『ハリー・ポッターと呪いの子』は、これまでにイギリス国内において24の名だたる演劇賞を総ナメにし、最高峰であるローレンス・オリヴィエ賞では史上最多の9部門を獲得。アメリカでも25の演劇賞を獲得、最高の名誉であるトニー賞では、最優秀作品賞と最優秀演出家賞を含む6部門を獲得している。
【概要】
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』
公開時期:2022年夏
会場:TBS赤坂ACTシアター
<クリエイティブスタッフ>
ステージング:スティーヴン・ホジェット
装置:クリスティン・ジョーンズ
衣装:カトリーナ・リンゼイ
音楽&編曲:イモジェン・ヒープ
照明:ニール・オースティン
音響:ギャレス・フライ
イリュージョン:ジェーミー・ハリソン
音楽監督&編曲:マーティン・ロー