https://www.cnn.co.jp/storage/2020/02/14/394a8ba535b63ea7e8507ae5f3319d2b/t/768/432/d/200213123618-noaa-temperature-departure-january-2020-super-169.jpg
米海洋大気局が、今年1月は統計史上最も温暖だったことを発表した/NOAA

1月の世界の気温、観測史上141年で最も温暖だった 米海洋大気局

(CNN) 米海洋大気局(NOAA)は13日、今年の1月は統計を取り始めて以来の141年で最も温暖だったと発表した。

世界の1月の気温が今年ほど高かった年は、NOAAが統計を取り始めてからの141年間で1度もなかった。

これは、欧州の気象観測プログラム「コペルニクス」が先に発表したデータと一致する。

NOAAによると、今年1月の気温は、過去最高だった2016年1月の気温を0.02度上回った。

統計を取り始めてからの1681月の中で、平年を上回る気温差が今回よりも大きかった月は、2016年3月と同年2月、2015年12月の3回のみ。この3回はいずれもエルニーニョ現象が影響していた。

しかし今回はエルニーニョは観測されておらず、気温の高さは地球温暖化ガスが原因とされる世界的な気温上昇の影響だった。今後も記録的な温かさを観測する月は増える見通し。

例外的にアラスカでは1月の気温が平年を下回り、2012年以来の寒さだった。アラスカの気温が平年を下回ったのは、2018年2月以来、22カ月ぶりだった。

世界の気温が平年を上回る傾向は、今年いっぱい続く見通しで、2020年は観測史上5番目以内に入る暖かさになるとNOAAは予想している。