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打撃練習で投球する阪神・西勇=かりゆしホテルズボールパーク宜野座(撮影・水島啓輔)【拡大】

【上田二朗 サブマリン斬り】阪神・西勇はシーズンへ「やれる」という確信が顔に出ている

 阪神春季キャンプ(13日、沖縄・宜野座)西勇は第1段階クリアといったところだろう。打者相手に投げるのは初めてなので6、7割の力しか出していないだろうし、内容は関係ない。投げる前に声を掛けたら「よろしくお願いします!!」と明るかった。昨年以上に表情が明るいし、シーズンに向けて「やれる」という確信と手応えが顔に出ている。

 昨年は移籍1年目で遠慮や気遣いなど、春季キャンプでは自分のペースで調整できないこともあった。だが、今年は投手コーチとメニューを決めていきながら、思い通りにやれている。現段階では誰もが認める開幕投手候補。ここまで順調にきているし、開幕に向けてきちっと合わせていける選手なのでまったく心配していない。あとは張り切りすぎてけがをしないことだ。

 シート打撃では望月が目立った。先発ローテの5、6番手に入ってきてほしい選手の一人で、150キロを超える直球は素晴らしいものがある。ただ、カウントが不利になってからの変化球の精度を上げていかないと苦しくなる。真っすぐを生かすため、コントロールを磨いてもらいたい。(サンケイスポーツ専属評論家)

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