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夕食の準備をする島袋さん一家。育休終了後も、家族全員で家事をすることが習慣化した=大阪府岸和田市で2019年11月30日午後6時7分、加藤美穂子撮影

男性育休1カ月以上 積水ハウス全員消化 「平均2日」を変えたのは…

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 企業が「イクメン」社員に長期の育児休業の取得を課すようになってきた。男性の育休は、職場への遠慮や待遇面の不安で、長期になればなるほど取得に二の足を踏みがちだ。こうした中、積水ハウスは男性社員が1カ月以上の育休を取る制度を2018年から設け、これまで対象者全員が取得している。長期休業の完全取得がなぜ実現しているのか。

 建築課の島袋浩史さん(33)は、大阪府岸和田市の自宅で子供たちと夕食の準備をしていた。「お皿はここに置けばいい?」「おなかすいた!」。1男3女がそろうと食卓はにぎやかになる。長女の琉愛(るあ)さん(8)は「母が疲れている時は父と一緒に料理して、皿洗いもします」と笑顔を見せた。

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