谷川愛梨、NMB48卒業後初舞台に意気込み「メンバーの道しるべになれるよう…」
昨年末にNMB48を卒業した谷川愛梨が、20日から23日まで東京・新宿の紀伊國屋ホールで行われる舞台『シェアザ・ワールド2020』で、グループを卒業してから初の舞台に挑戦する。11日、都内で行われているけいこ場で、共演者の伊勢大貴、高佐一慈(ザ・ギース)、山崎真実とともにORICON NEWSの取材に応じた。
同作は、脚本と演出を家城啓之が担当。チラシには「主役は誰だ?観ればわかる!」という意味深な文言が掲載されているが、家城は「シェアハウスを舞台にスタートしながらも、見終わった後には見てくださった方々が『自分たちが主役なんだ』って思ってもらえることが理想です」と作品の見どころを語っていたが、谷川は今回のオファーを受けた感想を次のように明かす。
「自分がこの役をやるんやって聞いた時に、こんな大役ヤバいと。共演者のみなさんもすごくたくさんお芝居をされている方々ばかりで、私は本当に初心者なので、本当に頑張らないとって、正直今も焦っています。みなさんのけいこを見させていただいて、たくさん勉強させていただいています。本来の真逆のタイプの役で、衝突とかを避けて生きていきたい人間なので、そういう難しさもあるのですが、頑張ります!」。
けいこ期間が極めて短いが、ほかの3人から台本の覚えの良さを絶賛されたのは伊勢。当の本人は「台本を持っていたら目が合わないし、早くここがシェアハウスに見えてくればいいのになっていうことで」と謙そんしながら、今作で演技以外にもダンス、歌、殺陣といったさまざまな項目があることに触れて「顔合わせの後に、ダンスの上手さでABCを分けたんですけど、愛梨ちゃんだけAプラスでしたね」と絶賛した。
谷川が「ずっとダンスで生きてきたので、だから逆にできなかったら何もできないなと思っていたので、うまくできてよかったなとホッとしました。ダンスの時は、もう入っちゃうっていう感じですね」と語ると、伊勢は「ひとりだけ輝いていましたね。ステージが見えましたもん」とにっこり。山崎が「私が、ダンスの覚えが悪いので、愛梨ちゃんが上手に教えてくれたりして…ウェーブのやり方を学びました」と向けると「そうですね。ウェーブは、こう胸からウェーブする感じで」とレクチャーを始めたが、高佐が「いや、ウェーブの説明をする時にウェーブって言ったらダメよ」と笑いながらツッコミを入れるなど、雰囲気の良さを感じさせた。
そんな高佐は“キザ”な役どころを捉えるのに苦労しているようで「もし自分が自分の役のやつとルームシェアするとなったら、めちゃくちゃ嫌だなと思うようなヤツです(笑)。まだキャラも固まってなくて、模索しているんですよね。1回、トシちゃん(田原俊彦)でやったんですけど、ダメだって言われました」とポツリ。さらに演技以外の悩みもあるようで「家城さんから聞いた話だと、客入れの時に、僕はハープを弾くことになっているようで。うまくいくもいかないも、僕のハープにかかっているので、緊張しますよ」と笑顔を浮かべながらつぶやいた。
温かいムードに包まれながら日々けいこに励んでいる谷川は「グループのライブで舞台の脚本をやらせてもらったことがあって。その時に脚本の楽しさに気づいたので、今回はそういう面でも家城さんに相談をしています。演者としてだけではなくて、脚本家としてもアドバイスをくださったりしたので、そういうところも、家城さんのいいところを盗みたいです」と気合十分。メンバーたちの後押しも感じながら、新たな一歩を踏み出す。
「グループを卒業して初めての舞台なので、すごくメンバーたちにも背中を押してもらったり、応援しているよってたくさん言葉をもらっているので、グループのメンバーの道しるべになれるように頑張りたいです。まずはこの舞台を成功させられるように全力でやりきります」。
■『シェアザ・ワールド2020』
脚本・演出:家城啓之
会場:紀伊國屋ホール
期間:2月20日〜23日
出演:伊勢大貴、松井勇歩(劇団Patch)、堂本翔平、木村風太、高佐一慈(ザ・ギース)、尾関高文(ザ・ギース)大地洋輔(ダイノジ)五明拓弥(グランジ)、好井まさお(井下好井)福本雄樹、塙さより、山崎真実、谷川愛梨
公式ホームページ:http://yashiro.conteshow.yoshimoto.co.jp/