お、攻勢に出ていたはずの共産党が守勢に回ったぞ

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共産党の存在感が格段に大きくなっている、という証左なんだろうと思う。

安倍総理と維新のタッグマッチが成立したのか、と一瞬見まがうほどの質疑が衆議院の予算員会に登場した。

私自身は、今の共産党は暴力革命を肯定するような狂信的な政治集団ではないと思っているが、だからと言って、共産党が議会制民主主義を信奉する党内民主主義が貫徹する普通の民主的政党だとも思っていない。
未だに共産党の看板を下ろそうとしていないのだから、共産主義を実現することを目的とした革命政党であるという本質は、現時点でも依然として変わりがないはずだ。

革命を遂行できるだけの力が今の共産党にないことは明らかだが、しかし未だに共産革命を志向しているのであれば、政情が不安定になった時に共産党の方々がどう動くのかは正直分からない。

もう70年も前のことだ、今の共産党は当時の共産党とは別の存在だ、などと言われても、共産党という名称を頑なに護持している以上、大体は同じようなものだ、と見做されても仕方がないだろう。

このあたりのことは、アゴラの池田信夫氏の次の一稿に簡潔に記されているので、参照していただければ幸いだ。
参考:池田信夫氏の2月14日付け「日本共産党はなぜ『暴力革命』の方針をとったのか」

過度に警戒心を持つのはどうかとは思うが、過去の共産党の行動に鑑みれば、その動向については今後ともしっかり注視しておく方がいいだろう、とは思っている。