KIRINJI、バンドでの活動年内で終了 堀込高樹を中心とした“音楽集団”へ移行
5人組バンドのKIRINJI(キリンジ)が31日、今年いっぱいでバンドとしての活動を終了することを公式サイトで発表した。その後は堀込高樹(Vo, Gt)を中心とした変動的な体制で活動するとしている。
KIRINJIは1996年、堀込高樹と堀込泰行の兄弟で結成され98年にメジャーデビュー。2013年に弟の泰行が脱退した後、5人のメンバーを加えてバンド形態での活動へと移った。シンガー・ソングライターのコトリンゴも17年まで在籍していた。
公式サイトでは、昨年11月にリリースの『cherish』が「キャリアの中でも『one of the best』と言える内容であったと自負しております」と胸を張り、「一方で、本作を作り終え、現編成のKIRINJIとして出来うることは全てやってしまったという思いも生じてまいりました」と告白。「その観点から、さらなる発展に向けて2020年いっぱいをもってバンドとしての活動を終了し、以後は、堀込高樹を中心とする変動的で緩やかな繋がりの音楽集団(現在のメンバーも含まれます)として活動する事になりました」と今後の方針を伝えた。
2月28日から始まる『KIRINJI TOUR 2020』が楠均、田村玄一、千ヶ崎学、弓木英梨乃、堀込高樹の5人によるKIRINJIの最後のツアーとなり、その後は、「いくつかのフェスやイベントに出演し、秋から冬あたりに現編成となってからのKIRINJIを振り返る内容のファイナルライブを行う予定です。詳細については、後日発表いたします」としている。
続けて「これらのライブにおきましては、残り少ないバンドとしての活動を悔いのないものとすべく、最高のパフォーマンスをお届けする所存でおります」と決意を示し、「突然のお知らせで驚かせてしまい、本当に申し訳ありません。バンドとなって7年、多くの方々の応援やご協力で充実した活動を行うことができました。メンバー並びにスタッフ一同、心より感謝申し上げます」とまとめた。