ヒトメタニューモウイルス集団感染か、介護老人施設で5人死亡

 徳島県は31日、同県阿波市の介護老人保健施設「しょうか苑」(入所者78人)で、1月中旬から、1週間に80歳代~100歳代の男女5人が肺炎などで死亡したと発表した。施設では、発熱やせきを引き起こす「ヒトメタニューモウイルス」の集団感染が確認されており、県は「5人が感染した可能性もある」としている。

 県によると、ヒトメタニューモウイルスは気道に炎症を起こす感染症。1年中発症し、例年2~6月に流行期を迎え、乳児や高齢者は重篤化することもあるという。

 発表では、1月6日以降、80歳代~100歳代の高齢者に発熱などの症状が出始め、16~22日に5人が死亡。施設側から届け出を受けた県吉野川保健所の指示で、施設が症状のある患者31人を調べた結果、17人からウイルスが検出された。

 31人のうち8人が入院し、23人が施設で治療を受けている。いずれも快方に向かっているという。職員に感染者はいない。