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NEC本社=東京都港区で2018年、須田桃子撮影

NECにサイバー攻撃 潜水艦の機密情報など防衛省関係のファイルに不正アクセス

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 NECは31日、防衛事業部門で利用している同社サーバーの一部がサイバー攻撃を受け、防衛省に関係する2万7445件のファイルに不正アクセスがあったと発表した。NECと同様に防衛装備やサイバー対策を手がける三菱電機でも、大規模なサイバー攻撃を受けていたことが1月20日に分かったばかりで、防衛産業に関連する企業の対策が問われることになりそうだ。

 NECによると、2017年6月、社内のパソコンが第三者に乗っ取られ、外部と不正通信していたことが判明し、通信を遮断。18年7月に暗号化された通信内容を解読した結果、社内サーバーに保存されていた2万7445件のファイルに不正アクセスがあったことが明らかになった。「情報流出などの被害は確認されていない」としている。

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