「面会目的は知らない。謀議行われた証拠ない」…弘中弁護士の事務所が反論

 ゴーン被告の国外逃亡事件で、逃亡を手助けした疑いで逮捕状が出た米国籍の男とゴーン被告が、元弁護人の弘中惇一郎弁護士の事務所で面会を重ねていたことについて、同事務所は31日、「謀議が行われた証拠はない」などと反論する書面を公表した。

 東京地検は30日、犯人隠避などの疑いで逮捕状を取得したピーター・テイラー容疑者(26)とゴーン被告が事務所内で4回面会したと公表。その上で、ピーター容疑者とゴーン被告が事務所などで逃亡の相談をした可能性があると指摘した。

 書面では、「ゴーン氏は事件関係者以外の第三者と自由に会うことが認められていた」とした上で、「弁護人の同席は保釈条件で求められておらず、面会目的は知らない。事務所で謀議が行われた証拠もない」と強調した。