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児童養護施設で子どもたちの歓迎を受けるロッテの井口監督(左から2人目)、佐々木朗(中央)ら=沖縄県石垣市新川で2020年1月31日午後5時19分、田内隆弘撮影

プロ野球 五輪イヤーで早い開幕 キャンプで調整前倒しも

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 東京五輪開催の影響で7月21日~8月13日にペナントレースが中断することに伴い、今年はセ・パ両リーグともに昨季より9日早い3月20日に開幕する。今春のキャンプでは、例年以上に早いピッチで仕上げる選手が多くなりそうだ。

 ソフトバンクはシート打撃や紅白戦を例年より前倒しで行う方針。工藤監督は投手が打撃投手を務める時期について「初日からということはないが、第1クールの最後くらいから第2クールには投げてもらう」。ヤクルトの高津監督も「(キャンプ中に)いつ何をやろうというのは、全部伝えた。開幕が早いのも分かっているので、あとは選手本人がどう仕上げていくか」と“変則日程”に合わせた対応を求める。

 また、日程前倒しの影響で、オープン戦も昨年の101試合から86試合に減る。西武の辻監督は「(オープン戦が)多ければ若い選手を試したいが、ベテランにある程度、打席数を経験させないと。そういうところは変わってくるかな」と例年との違いを語った。

 一方、DeNAのラミレス監督は「主軸はちょっと早めにギアを上げていかないといけないかもしれないが、そんなに例年と変わらないと思う」との考えを示している。【細谷拓海、黒澤敬太郎、生野貴紀】